一度白髪が生えてくると、ずっと白髪のままでいるというイメージがあると思いますが、実はそうとも限らないのです。白髪の根元には毛根があり、毛根には毛母細胞というものがあるのですが、この部分にメラノサイトという色素細胞があります。
このメラノサイトから生成されるのがメラニン色素で、メラニン色素が髪の毛の色を着色しています。メラニン色素の量や働きによって、髪の毛は黒くなったり茶色くなったり、赤毛になったりするのです。
たまに、白髪の根元が黒くなっている人がいますが、これはメラノサイトの働きが復活してメラニン色素が生成されはじめている証拠です。こういった症状は、メラノサイトの働きを弱くしてしまったなんらかの原因が改善されたり、栄養分の吸収力が高まることによって起こります。
つまり、白髪になってしまっても、またメラニン色素が生成され始めたら、髪の毛に色が着色されるということです。ただし、そのまま黒い髪の毛が生えてくるかどうか、というのは、メラノサイトの働きがどこまで改善されているかによって変わってきます。よく白髪を引っこ抜いてしまう方がいますが、そうすると白髪の根元を傷つけてしまったりして、せっかく活性化し始めたメラノサイトが壊されてしまうかもしれません。
白髪の根元というのは、状態によっては白髪を成長させることもありますが、同時に普通の髪の毛だって成長させる力を持っているのです。ですから、白髪になってしまったとしても、白髪の根元は出来るだけ傷つけないように、正しくケアをしてあげることが大切なのです。